ブランドブック表紙

「輝く女性農業経営者育成事業」実施事務局は、農林水産省の補助事業により日本の農業を成長産業として発展させる為に新たな発想で取組む女性農業経営者の能力を最大限に引き出し、女性農業者のネットワーク促進や活躍をバックアップしています。そこで、「農業女子プロジェクト」(農林水産省推進)に参加する全国各地の女性農業者の活動を幅広く知っていただくために「農業女子プロジェクトブランドブック」と「農業女子ムービー」を作成いたしました。





全国の農業女子たちは、多くのこだわりや目標をもって農業を行っています。

今回は、372名の内、“就農のきっかけ”や“営農の仕方”などを考慮し、ブランドブックでは5名、ムービーでは10名をクローズアップしました。農業女子だからこそできること、悩み、そして夢など、さまざまな立場から「農業の魅力」をお伝えすることにより、若手の女性が農業に興味をもっていただくきっかけになることを目指しています。



「農業女子プロジェクトブランドブック」は、農業系の大学・専門学校・高校、自治体などへ12月から約10,000冊を配布予定。農業女子プロジェクトホームページでもご覧いただけます。

「農業女子ムービー」は、農業女子プロジェクトホームページで視聴できます。





「農業女子プロジェクトブランドブック」

・農業女子プロジェクトとは

・参画企業とのコラボレーション内容

・農業女子の密着内容(5名)

 入倉 眞佐子(徳島)・小高 律子(神奈川)・松岡 みずほ(奈良)・山本 早苗(岩手)・吉川 文(三重) (敬称略)のほか、メンバーのスナップショットなど



配布場所:都道府県庁・各大学農学部・農業大学校、農業高校等

※農業女子ブランドブック

http://nougyoujoshi.jp/brandbook/pdf/NJPJ_20150930_low.pdf



「農業女子ムービー」

・農業女子(10名)

 上記5名のほか 石渡 礼奈(神奈川)・江面 陽子(北海道)・黒木 貴子(佐賀)・近藤 由佳(愛知)・藤井 和代(福井) (敬称略)

※農業女子ムービー

http://nougyoujoshi.jp/movie/index.html





≪掲載内容の一部紹介≫

●リケジョから農業女子に!~土壌分析でおいしい野菜作り~

・吉川 文さん 三重県鈴鹿市

結婚を機に環境分析会社を退職し、白衣をつなぎに、試験管を鍬に持ち替えた吉川さん。自家製の風力発電装置を作り「エコな農業」を実践しています。

吉川さんが栽培する野菜は、キャベツやジャガイモから、希少な西洋野菜まで多岐に渡ります。土の中の養分とPH(水素イオン濃度)などを自分なりに分析した後、専門機関に依頼して詳細なデータを取り寄せ、その検査結果を見て、野菜ごとに肥料の配分を考えて育てています。

吉川さんは、農業女子プロジェクトメンバーとして丸山製作所の草刈機開発プロジェクトに携わり、女性にとって軽量で負担を感じずに自然な体勢で作業ができる草刈り機「かる~の」が完成しました。



●トピナンブールとの感動的な出会い!6次産業化でその魅力を広く発信

小高 律子さん 神奈川県大和市

専業主婦時代「菊芋」に出会い、その健康効果と美味しさに衝撃を受ける。保存が利かないという理由で、店頭にはあまり流通しない「菊芋」を多くの人に食べてもらいたいと、2011年自身で栽培することを決意。長野県阿智村の農園と協力し、菊芋を栽培しています。

菊芋をひとりでも多くの人に知ってもらうにはどうしたらいいか?と考えた末に、生芋の通信販売やレストランのシェフへの営業活動と並行して、菊芋パウダー、菊芋茶、タブレットなどの加工品の開発と販売を行っています。

農業女子プロジェクトが連携するイベントで、女性フレンチシェフが収穫した野菜を使ってランチを作るという企画があり、その時に『フランス語では、菊芋を“トピナンブール”と言う』ことを知り、商品の名称を『トピナンブールティ』に変えて発売。

以後、イベントなどでも名前を変えてPRしたところ、新しいモノに敏感な女性の間でヒットしました。



※「ブランドブック」・「ムービー」企画・製作・発行

株式会社サジェスコム





≪農業女子の思いアンケート調査結果 ブランドブックからの抜粋≫ 219名の回答より

Q1:就農した年齢

・19歳以下 1%

・20歳代 42%

・30歳代 41%

・40歳代 14%

・50歳代 2%



Q2:就農形態

・嫁として従事 23%

・夫婦共同経営 21%

・単独経営 17%

・跡取りとして従事 12%

・農業法人に勤務 11%

・親子で共同経営 8%

・その他 8%



Q3:農業の魅力は?

・美味しいものを多くの人に届けることができる 64%

・育てること農業そのものが楽しい 64%

・自然の中で仕事ができる 61%

・家族や地域とつながりをもって仕事ができる 56%

・自分のペースで仕事ができる 42%

・食べるものに困らない 37%

・育児と仕事を両立しやすい 26%

・その他 21% (複数回答)



◆シンポジウム開催◆

農業女子力で変わる・変える!日本の農業 (予定)



日時 :2016年2月27日(土)開催 15時~17時

参加費:無料

会場 :コクヨホール 東京都港区港南1-8-35



全国で活躍する「農業女子プロジェクト」メンバーとともに、日本の農業を守り発展させるための課題や、そこで発揮されるべき女子力の可能性などについてディスカッションします。



≪テーマ≫

1) 農業女子誕生!~「農業」の世界に飛び込んだ女性たち~

2) 女子力発揮で6次産業化!~自分らしい「農業」を目指して~

3) つながる農業女子力!~「農業」を起点にコラボ&ネットワーク~



≪農業女子プロジェクトとは≫

女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を様々な企業のノウハウ等と結びつけ、新たな商品やサービス・情報を社会に広く発信し、社会全体での女性農業者の存在感を高め、併せて職業としての農業を選択する若手女性の増加を図っていくための取り組みです。シャープとのコラボでプラズマクラスター洗濯乾燥機、ローソンとのコラボではちみつスイーツの発売など実績も多数。(※メンバーの条件:農業を職業とする女性であること)

農業女子メンバー372名と企業25社が参加(2015年11月4日現在)
情報提供元: @Press