図1:財務経理部門における業務高度化の障害となる事項


図2:今後1年半で最もインパクトをもたらす最先端テクノロジー

KPMGジャパン(東京都千代田区、共同チェアマン:山田 裕行、知野 雅彦)は、過去類を見ない速度で普及が進む生成AI(生成型人工知能)の現状を受け、KPMGジャパンの各メンバーファームが保持する専門性を結集し、本領域を包括的に支援する体制を構築しました。その一環として、財務経理領域に適応した生成AIの開発・導入に係るアドバイザリーサービスの提供を開始しました。

多くの日本企業の財務経理部門は人材・リソースの不足に直面しており、今後もその傾向は続いていくと予想されます。また、財務経理業務には属人化され、ブラックボックスとなったハンド業務が多く残っている状況であり、人材リソースの最適配置やデータを活用した業務高度化の阻害要因となっています(図1)。
多くの経営者からビジネスに最もインパクトがあるテクノロジーと考えられている生成AI(図2)を財務経理業務に適用することにより、業務の迅速化・効率化が実現し、人材・リソース不足への対応が可能となるだけではなく、提供する業務品質の向上や経営管理業務、高難度業務へのリソースシフトの実現が期待されます。

生成AIの財務経理業務への適用にあたっては、業務の理解とともに、生成AIが有するリスクへの適切な対応が求められます。こうした財務経理領域の業務理解、生成AIに関するテクノロジーの知見、リスクに係る対応方針の策定などの管理体制の整備を同時に支援できることが、KPMGジャパンの強みです。


【サービスの特徴】
●財務経理業務に適した生成AIの出力を得られるように、会計基準や経理規程、業務ルールといった必要な情報を参照する生成AIへのカスタマイズを実施
●財務経理業務に適した生成AIの出力が得られるように、財務経理に精通したKPMGの専門家によるチューニングの実施
●適用業務に則したAIの回答が得られるように、プロンプト(対話型AIに入力する命令)の作成方法を支援
●生成AIだけでは解決が困難な業務に対して、他のデジタルソリューションとの組み合わせによる対応の支援
●生成AIを活用に係るトレーニングの支援
●生成AIの活用に係るリスク管理体制整備の支援


【財務経理領域における生成AI活用の可能性(適用範囲の例示)】
●会計基準や社内の経理規程に関する問い合わせへの回答
●上記、問い合わせへの回答の元となる基準やルールの照会
●有価証券報告書における開示の記載内容のドラフト作成
●契約書からのリース取引の自動抽出 他

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/372651/LL_img_372651_1.jpg
図1:財務経理部門における業務高度化の障害となる事項

出展:KPMGジャパン「CFOサーベイ2023」 ※日本企業(300社超)のCFOの回答

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/372651/LL_img_372651_2.jpg
図2:今後1年半で最もインパクトをもたらす最先端テクノロジー

出展:KPMGインターナショナル「KPMG Generative AI Survey」 ※世界各国の大企業200社のCEOの回答


【KPMGジャパンについて】
KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームの総称であり、監査、税務、アドバイザリーの3つの分野にわたる9つのプロフェッショナルファームによって構成されています。クライアントが抱える経営課題に対して、各分野のプロフェッショナルが専門的知識やスキルを活かして連携し、またKPMGのグローバルネットワークも活用しながら、価値あるサービスを提供しています。

日本におけるメンバーファームは以下のとおりです。
有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人、KPMGコンサルティング株式会社、株式会社KPMG FAS、KPMGあずさサステナビリティ株式会社、KPMGヘルスケアジャパン株式会社、KPMG社会保険労務士法人、株式会社KPMG Ignition Tokyo、株式会社 KPMGアドバイザリーライトハウス
情報提供元: @Press