コーポレートシンボル

東京海上ホールディングス株式会社(取締役社長グループCEO:小宮 暁、以下「当社」)は、コーポレート・ベンチャーキャピタル(以下「CVC」)ファンド「Tokio Marine Future Fund」を4月から本格稼働させます。CVCファンドを通じて自律的かつ機動的な投資を加速させ、最先端の技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業との連携・共創をこれまで以上に推進していきます。


1. CVCファンド設立の背景・目的
当社は、2016年11月の米国シリコンバレーでのデジタルラボ立ち上げ以降、世界7拠点にデジタルラボを展開し、オープンイノベーションを通じた新たな商品・サービス、ビジネスモデルの開発を進めてきました。また、WiL, LLC(CEO:伊佐山 元、以下「WiL」)をはじめとするベンチャーキャピタル等とも連携し、革新的な技術・イノベーションに関する情報収集やスタートアップ企業との協業・提携を、日本国内だけではなく海外においても進めています。
このような中、当社はスタートアップ企業への投資を通じて新たなビジネスモデルの探索・事業開発を加速させるため、2021年10月CVCファンドを米国シリコンバレーを拠点に設立しました。グループのデジタル戦略を支える基盤の一つとして2022年4月からCVCファンドを本格稼働させます。これまで取り組んできたミドル・レイターステージを中心とした戦略的な投資に加えて、CVCファンドを通じたシード・アーリーステージへの機動的な投資を加速させることで、潜在的な成長市場を見極めるとともに、将来の事業戦略パートナーとなり得るスタートアップ企業との早期の接点強化・関係構築を進めていきます。

2. CVCファンドの概要
<名称>
Tokio Marine Future Fund
(登記上の名称:Tokio Marine Future Insurance Fund I, L.P.)


画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/307591/LL_img_307591_1.jpeg
コーポレートシンボル

<設立目的>
保険および隣接領域に関わるスタートアップ企業への投資・協業支援

<設立日>
2021年10月(2022年4月より本格稼働)

<出資総額>
42百万ドル(約48億円)

<運用期間>
10年間

<投資対象>
シード・アーリーステージ期のスタートアップ企業

<投資分野>
インシュアテック、フィンテック、モビリティ、ヘルスケア、
サイバーセキュリティ、サステナビリティ、ディープテック(※)等
※日常生活に大きな変化をもたらし、社会課題解決に資する技術

<運用者>
WiL, LLC
CVCの運営は、独立系ベンチャーキャピタルとして実績のあるWiLが担い、投資案件の発掘・投資実行や投資後の支援を行います。

<ウェブサイト>
https://tmfuturefund.com/

3. 今後の展開
当社が展開する世界7拠点のデジタルラボとの連携によってグローバルなデジタルシナジーを追求し、CVCファンドを通じて投資するスタートアップ企業の持つ新たな技術やソリューションを活用して、革新的な商品・サービスを国内外で提供していきます。また、今後も積極的にスタートアップ企業への投資・協業・提携を行うことで、日本国内ならびに米国シリコンバレーを中心としたオープンイノベーションの発展にも貢献していきます。


【WiLの概要】
WiLは、米国シリコンバレーと東京に拠点を置くベンチャーキャピタルであり、日米を中心に有望なベンチャー企業の発掘・育成・投資を行っています。また、日本国内の大手企業とパートナーシップを組みながら、スピンアウトベンチャーの創出や企業内起業家育成等のオープンイノベーション推進にも積極的に取り組んでいます。
URL: https://wilab.com/
情報提供元: @Press