麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本卓三)の中学2年生は、自分(ゆめ)プロジェクト(総合的学習)の時間で、「19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと」の著者である石井洋介(いしい ようすけ)先生にご講演をいただきます。
 中学2年生はキャリア教育の一つとして「将来の夢と学び」をテーマに、どうしたら夢を持つことができるのか、また夢の実現にむけてどのような知識(学び)が必要であるかについて探究学習を実施しています。夢(自分が何をやりたいのか)を持ち、自分の進むべき道(進路)を明確にすることで、自分が何をすべきなのかということを考えることができます。また夢に向かって行動し、努力するプロセスは生徒にとって成長に繋がり、未来への不安を吹き飛ばす大きな力になると考えています。しかし、中学生にとって、明確な夢を抱くことは難しいのが現実です。


 まずは夢を見つける1つの参考になればと思い、弱者を助けることのできる職業(福祉)への興味・関心に繋げたいと考え、「不可能を可能にする義肢装具士」をテーマに、人間総合科学大学の坂井一浩(さかい かずひろ)教授にご講演いただきました。関東に1つしかない義肢装具士の養成大学で専攻主任を務める坂井教授の貴重な講演を聞くことで、生徒たちの福祉についての理解は深まり、また関心を高めることができました。


 今回の石井先生の講演で生徒たちには夢を持つこと、逆境の中でも夢に向かって努力をすることの大切さを学んで欲しいと考えています。石井先生は、15歳で潰瘍性大腸炎を患い、19歳で人口肛門との生活がスタート。治療中心の生活になったため高校時の偏差値は30程度にまで下がりきってしまったものの、人工肛門を閉鎖する手術を受けたことで、「残りの人生は人のために生きよう」と、猛勉強の末に念願の医学部に合格し、消化器外科医としての夢を実現された方です。これまでの苦労や逆境を乗り越え、多くのキャリアを積み、実際に夢を実現された石井先生に、自己肯定感を高め、自分の人生を豊かにする方法につい講演をいただきます。


 2年生の学年主任である越(こし)教諭は「生徒たちには、流行に惑わされず自分らしさを大事にしながら、他者の笑顔のために生きることのできる「夢」を探す気付きとなってほしいと考えています。そして、新型コロナウイルス感染症と向き合い、共に生きた経験と、本校で培った道徳教育を生かして、社会で活躍してくれることを期待しています。」とコメントをしています。


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【特別講演概要】


■日付:2月24日(木)
■時間:14:50~15:40
■場所:麗澤中学・高等学校
■対象:中学2年生
■講演テーマ:「人生を豊かにする生き方を考える」
■講師:石井洋介(いしい ようすけ)先生
(消化器外科医・在宅医・元厚生労働省医系技官・日本うんこ学会会長)


【麗澤中学・高等学校について】


麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。


麗澤中学・高等学校HP : https://www.hs.reitaku.jp/






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