Stellantis、新しい車載HMIの開発にQtフレームワークを採用 1


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本プレスリリースは2022年2月8日にフィンランドで発表したプレスリリースの抄訳です。

2022年2月9日 - ソフトウェアテクノロジーの世界的な大手プロバイダーであるThe Qt Company(本社:フィンランド エスポー、日本オフィス:東京都千代田区、日本オフィス代表:Dan Koo)は、革新的なモビリティソリューションを提供する世界的な自動車メーカーのStellantisが傘下の主要な欧州自動車ブランドにおける最新の車載HMIシステムの開発にQtを採用したことを発表します。2018年に始まったこのプロジェクトでは、年間600万台の車のHMIの開発にQtの技術が使用される予定で、2021年末からデリバリーが始まりました。
これにより、クラスタ、ヘッドアップディスプレイ、インフォテインメントなど車載HMIのすべての画面に、技術的および外観的アップグレードが施されます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/295506/LL_img_295506_1.jpg
Stellantis、新しい車載HMIの開発にQtフレームワークを採用 1

Qtは、進化し続ける自動車業界の要求やブランドの差別化に対応するため、リアルタイム3D効果を含む高度な技術的改善をHMIに実装する機能を提供します。またQtはすでに設計ワークフロー全体に導入されており、開発者とデザイナーの連携を効率化し、開発ライフサイクルの迅速化・簡素化を図ることに役立っています。


■Laurent Nicolas氏(Stellantis Senior UX Expert)コメント
Stellantisの設計部門はQtと連携して車載HMIシステムを開発しています。Qtのクロスプラットフォームのサポートと高度なユーザーインターフェースのおかげで、HMIのプロトタイプ作成、テスト、イタレーション、デリバリーが大幅に効率化されました。Qt Design Studioと最新のUIレンダリングソリューションによって、デザイン、人間工学、エンジニアリングの各部門が、ブランド固有のUXマーカーに応じてカスタマイズされた高機能のUIを開発できるようになりました。


■Juhapekka Niemi(The Qt Company Executive Vice President, Sales)コメント
Stellantis社が進めるデジタルコックピットの革新に関与できることは光栄です。自動車業界ではソフトウェアの役割がますます大きくなっているため、メーカーは最新のツールを積極的に活用して業界のトレンドに対応していくことが不可欠になっています。自動車業界に求められる技術は今後ますます発展していくでしょう。Qt のクロスプラットフォーム機能を活用して今後数年間で技術的な要求の進化に対応しながら、Stellantis社とのパートナーシップを拡大、深化させたいと考えています。


Qtは、LG Electronics、Bosch、Rockwell Automationをはじめとする世界中の企業で、150万人を超える開発者に選ばれているソリューションです。IoT市場の急激な成長と慢性的なソフトウェア開発者不足により、ソフトウェア市場に関わる企業が直面しているさまざまな課題の解決を、高い生産性を持つQtが力強く支援します。Qtは、次世代のユーザーエクスペリエンスを製品開発の中核に置き、デザイナーと開発者のプロセスとフィードバックサイクルを合理化し、質の高い製品を確実に供給する環境を実現します。


【The Qt Companyについて】
Qtグループ(Nasdaq Helsinki:QTCOM)は、70以上の業界で強い存在感を放つグローバルなソフトウェア開発会社で、数百万種類ものデバイスやアプリケーションを支える独自のテクノロジーで業界をリードしています。現在、Qtは世界各国の主なグローバル企業および開発者にご利用いただいており、その独自のテクノロジーを活用することにより、多くのお客様が比類のないユーザーエクスペリエンスを提供しながら、同時に社内のデジタル化を推し進めています。2020年の総売上は7,950万ユーロ、従業員数は約450人です。

詳細は https://www.qt.io/jp/ をご覧ください。
情報提供元: @Press