三幸学園が取り組む文部科学省委託事業に参画

株式会社データミックス(本社:東京都千代田区、代表取締役:堅田 洋資、以下、データミックス)は、学校法人三幸学園(所在地:東京都文京区、理事長:昼間 一彦、以下、三幸学園)が取り組む文部科学省委託事業「専修学校における先端技術利活用実証研究」(以下、本実証研究)においてログデータの測定および分析業務を担当します。
データミックスは三幸学園とともに、本実証研究を三幸学園の授業内にて10月に開始します。本実証研究では、今後の第5世代移動通信システム(5G)の発展を鑑み、VR(仮想現実)による授業が学生の学習意欲喚起にどのように寄与するかを検証します。データミックスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)とアイトラッキング技術を利用した没入度に寄与するデータの測定や、AIを用いた集中度測定エンジンの技術提供による集中度のデータ測定をサポート。合わせて、三幸学園の実授業にて測定された没入度・集中度に関するデータの分析業務を行います。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/269812/LL_img_269812_1.jpg
三幸学園が取り組む文部科学省委託事業に参画

全国12都市に64校の専門学校を展開する三幸学園と共に行う本実証研究事業の対象分野は、スポーツ&保育(S&C)分野(事業名称:スポーツ及び保育人材育成における先端技術を利用した学習成果検証事業、主幹校:東京リゾート&スポーツ専門学校)と美容&観光(ブライダル)(B&T)分野(事業名称:VRを用いた美容・観光分野における職業教育実践事業、主幹校:札幌ビューティーアート専門学校)の2分野です。
本実証研究は2020年度から実施され、データミックスはCLMS (Concentrate Learning Management System)による集中度測定技術の提供と取得データの分析を行い、分析結果を成果報告会にて報告しました*1。2020年度の実証研究では、自由視点動画や360度動画など先端技術映像教材の視聴における受講者側の集中度データの測定と分析を実施し、受講者(専門学校在校生)の集中度が向上するタイミングを明らかにしました。結果、受講する学生自身が視点を変更できる先端技術映像教材を使った時間帯における学生の集中度スコアが高く、学生の学習意欲喚起に関するスコアが、使わなかった授業と比べて約112%となり、学生の学習意欲喚起につながっている可能性が示唆されました。


2021年度も、データミックスは集中度測定に関するAIエンジンの技術提供を行い、対面による教室授業および先端技術映像教材を使った授業の集中度測定を行います。また、新たな試みとして、HMDを用いて、VR空間における「没入度」に関与するデータの測定も行います。先端技術を活用した三幸学園の実授業にて測定された集中度および没入度に関するデータの分析により、学生の学習意欲喚起に先端技術がどのように寄与するかを明らかにすることを目指し、10月予定にて2021年度の実証研究を三幸学園とともに開始いたします*2。
データミックスは引き続き、さまざまな分野の教育事業におけるデータサイエンスの普及活動に邁進いたします。

*1 2020年度の成果報告書
スポーツ・保育分野(S&C分野) : https://www.sanko.ac.jp/pdf/share/vr_sports_report.pdf
美容・観光(ブライダル)分野(B&T分野): https://www.sanko.ac.jp/pdf/share/vr_beauty_report.pdf

*2 2021年度の三幸学園の取り組み
プレスリリース: https://www.sanko.ac.jp/news/article/669/


■学校法人三幸学園について
全国12都市に64校の専門学校を展開し、スポーツ・医療・看護・福祉・観光(ブライダル)・美容・保育・スイーツ・調理・栄養・AI等の分野でスペシャリストとして活躍する人材を累計174,000名以上輩出しています。また、2つの通信制高校、飛鳥未来高等学校・飛鳥未来きずな高等学校は全国に展開、その他にも短大・4年制大学、日本語学校、保育・福祉施設も運営し、幅広いフィールドで地域社会への貢献を目指しています。


■文部科学省委託事業「専修学校における先端技術利活用実証研究」の概要
専修学校における職業人材の養成機能を強化・充実するため、産学が連携し、実践的な職業教育を支える実習授業等においてVR・AR等の先端技術の活用方策について実証・研究を行うとともに、在宅等でも、専修学校における実践的な職業教育の質を落とすことなく提供するため、先端技術を活用した遠隔教育の実践モデルを構築する事業。データミックスは三幸学園が受託した2事業に参画しています。

文部科学省令和3年度「専修学校における先端技術利活用実証研究」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1418823_00007.htm


■CLMS(Concentrate Learning Management System)について
CLMSは、集中度を測定することでより良い学習を実現する、AIエンジン*型の製品です。大手ビジネスニュースサイトでも紹介されています。
*AIエンジンとは、AI(人工知能)を用いたシステムです。

<3つの特長>
1) AIエンジンで集中度を測定
パソコンにあるカメラに映った人の顔の特徴点(23カ所)を収集し、顔の角度や動きなどから機械学習を用いた独自のアルゴリズムにて、前を向いているかを示す「集中度」を数値化します。カメラからの距離や室内の明るさに依存しないので、環境を選ばずに活用できます。

2) 汎用性のある技術要素
さまざまなアプリケーションの内部に組込み利用することができます。汎用性が高く、個社のニーズに合わせた教育DXを実現します。

3) プライバシーへの配慮
活用した映像はその場で破棄し、計測結果の集中度のみを保存します。プライバシーに配慮しており、カメラに映る方を不安にさせることはありません。

<CLMS説明ページ>
https://datamix.co.jp/service/clms/


■株式会社データミックスについて
データミックスは、「データサイエンティスト育成コース」を軸としたスクール事業や、ビジネス研修、コンサルティング事業を展開する企業です。統計学や人工知能、機械学習などの手法を駆使したデータ分析を通じ、ビジネスの戦略設計ができる人材の育成を行ってきました。設立以来、約1,500名以上にデータサイエンス関連の教育を提供した実績を有しています。データサイエンス領域にかかるサービスを通じて、企業の競争力強化に貢献しています。

社名 : 株式会社データミックス
事業概要: データサイエンス領域における教育プログラム企画・開発・運営、
法人向け研修プログラムの提供、
データサイエンス人材の人材紹介事業、
教育・研修現場の課題に対するソリューションシステムの企画・開発、
データ・AI活用やデジタルビジネスのコンサルティング
設立 : 2017年2月
所在地 : 東京都千代田区神田神保町2-44 第2石坂ビル2F
代表者 : 代表取締役 堅田 洋資
URL : https://datamix.co.jp
情報提供元: @Press