ビジュアル画像(撮影:宮川舞子)


チラシ画像


チラシ画像


稲葉賀恵(演出)

1937年に創立し、長きに渡って演劇における創作活動をおこなってきた文学座(所在地:東京都新宿区、劇団代表:江守徹)が、9月2日(木)~14日(火)まで、信濃町・文学座アトリエにて『熱海殺人事件』を上演することが決定しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_1.jpg
ビジュアル画像(撮影:宮川舞子)

これは警視庁にその人有りと言われた「くわえ煙草伝兵衛」こと木村伝兵衛刑事と、熱血捜査官熊田刑事の心あたたまる感動の物語である。

熱海!熱海!熱海!
熱海の浜辺で、1人の女工山口アイ子が殺された。
さて、いかに熱海殺人事件たる「事件」に仕上げるか。

伝兵衛、熊田、ハナ子、金太郎が!
48年ぶり文学座アトリエに帰ってくる!


部長刑事木村伝兵衛と富山から赴任してきた新任刑事の熊田、そして婦人警官ハナ子が、熱海で起きた殺人事件の真相を、容疑者大山金太郎を取り調べる中で華麗に改ざんしていく─。本作は1973年につかこうへい氏が当時25歳の若さで文学座に書き下ろし、翌年に第18回岸田國士戯曲賞を最年少で受賞した不朽の名作。今回は初演版台本を再構築。世代を超えて数多く上演される本作品に文学座の新キャストと演出の稲葉賀恵が挑みます!
昨年4・5月に上演を予定しておりましたが、緊急事態宣言の発令に伴い、公演中止を決定しました。
演出の稲葉は「1年4ヶ月ぶりに熱海殺人事件がリクリエイションされます。この頼もしいキャスト、スタッフ陣でつかこうへいが文学座に書き下ろした初演版の台本の言葉を、丁寧かつ大胆に読み解いていこうと思います。ぜひ目撃してください。」と意気込みます。
今、現代に放つ新しい『熱海殺人事件』にご期待ください。


■作:つかこうへい
1948年4月、福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部フランス哲学科中退。
劇作家、演出家、小説家。

大学在学中に演劇活動を開始、1970年~80年初頭にかけて若者の熱狂的な支持を得て、いわゆる「つかブーム」を巻き起こし、多くの人気俳優を輩出した。
一時執筆に専念したが、演劇活動再開後は、「北区つかこうへい劇団」の創設、プロデュース公演において数々の俳優や女優の新境地を開くなど、再び精力的な活動を続けた。
作品は小説、演劇のみならず、多くの映画原作ともなっている。

1974年 戯曲『熱海殺人事件』で岸田國士戯曲賞を当時最年少の25歳で受賞。
1982年 小説『蒲田行進曲』で第86回直木賞受賞。
1990年 戯曲『飛龍伝'90 殺戮の秋』で第42回読売文学賞受賞。
2010年7月10日、逝去。同日に旭日小綬章。

・代表作
「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」「飛龍伝」「寝とられ宗介」「ストリッパー物語」など。


■演出:稲葉賀恵

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_4.jpeg
稲葉賀恵(演出)

日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
大学在学時より映像作品、インスタレーションなど作品創作をスタートさせる。
2008年文学座付属演劇研究所48期生として入所。研修科時代より劇団内では西川信廣、鵜山仁、高瀬久男、松本祐子、上村聡史、劇団外では青木豪、河合祥一郎、神崎由布子(振付家)の演出助手を務める。一方で研修生時に「棲家」(作/太田省吾)を勉強会として文学座アトリエにて公演。2013年座員に昇格後、4月に「十字軍」にて文学座初演出。以降、劇団内外で精力的な演出活動を続けている。
近年の演出作品に、シアタートラムネクストジェネレーション「解体されゆくアントニンレーモンド建築旧体育館の話」(15年)、文学座アトリエの会「野鴨」(16年)、東映ビデオ「野良女」(17年)おふぃす3〇〇「川を渡る夏」(17年)、新国立劇場「誤解」(18年)、兵庫県立ピッコロ劇団「ブルーストッキングの女たち」(19年)、オフィスコットーネ「墓場なき死者」、「母 MATKA」(21年)など多数。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_5.jpg
部長刑事 くわえ煙草伝兵衛 石橋徹郎

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_6.jpg
刑事 熊田留吉 上川路啓志

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_7.jpg
若い男 大山金太郎 奥田一平

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_8.jpg
婦人警官 ハナ子 山本郁子

・演奏:芳垣安洋、助川太郎

・スタッフ
美術 :乘峯雅寛
照明 :阪口美和
音楽 :高良久美子
音響 :鏑木知宏
衣裳 :原 まさみ
振付 :下司尚実
舞台監督:加瀬幸恵
制作 :梶原優、前田麻登
宣伝美術:デザイン太陽と雲
宣伝写真:宮川舞子


■公演情報

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/267925/LL_img_267925_9.png
公演スケジュール

◎9月10日(金)18:30の回にはライブ映像配信あり。

・前売り開始
8月16日(月)

・会場
信濃町 文学座アトリエ
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
JR中央・総武線 信濃町駅徒歩5分/東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅徒歩9分

・入場料金(全席指定・消費税込)
前売:4,600円 当日:4,800円
※当日券は開演の3時間前より、03-3353-3566(文学座当日券申込専用)で販売。
ユースチケット:2,700円
※25歳以下対象。観劇当日、年齢が確認できる証明書等を要提示。

・お問い合わせ
文学座 03-3351-7265(制作:梶原・前田)


【兵庫公演】
9月18日(土)13:30開演、9月19日(日)13:30開演
兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホール

・兵庫公演に関する問合せ
兵庫県立尼崎青少年創造劇場
Tel 06-6426-1940
情報提供元: @Press