ワークショップの開催例

日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)(略称:未来館 館長:毛利 衛)は、2020年2月16日(日)と3月8日(日)、文部科学省の新学術領域研究「がんシステムの新次元俯瞰と攻略」と共催で、ゲノム研究や人工知能(AI)によって大きく変わろうとしているがん医療について、今後の展望や社会的な課題などを考えるトークセッションとワークショップを開催します。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/204983/LL_img_204983_1.jpg

ワークショップの開催例



2月16日(日)の開催分は、ゲノム研究がテーマ。解析技術の進歩により、DNAレベルでのがん研究が進んでいます。今年からは10万人規模の「全ゲノム解析」がスタートし、がん治療の選択肢は今後さらに広がることが予想されます。また3月8日(日)の開催分では、がん医療における人工知能の可能性について取り上げます。すでに内視鏡画像から、がんかどうかを見極める画像診断に使われ始めていますが、DNAレベルで解析して、その人にあった治療薬を探すことにも使われようとしています。



両日とも研究者からそれぞれ最新の展望や、それにともなうコストや安全性、個人情報の保護などの社会的・倫理的な課題についてご紹介いただきます。そのうえで、研究のために自分のゲノム情報を提供してもいいか、またAIからの治療薬の提案を受け入れるかどうかなどについて、自分が当事者や関係者になったつもりで意見を出し合うワークショップをおこないます。登壇者と参加者の対話を通して、「がん」という病気とのこれからの向き合い方を考えていきます。





■イベント概要

タイトル(1) 「どう変わる!?がんとの向き合い方──ゲノム研究で広がる可能性」

開催日時: 2020年2月16日(日) 13:00~16:00

開催場所: 日本科学未来館 7階 コンファレンスルーム土星

講師 : 片岡 圭亮氏(国立がん研究センター研究所 分子腫瘍学分野長)、高島 響子氏(国立国際医療研究センター研究所 メディカルゲノムセンター ゲノム医療倫理室 上級研究員)

詳細 : https://www.miraikan.jst.go.jp/event/2002161325421.html



タイトル(2) 「どう変わる!?がんとの向き合い方──人とAIでひらく新たな医療」

開催日時: 2020年3月8日(日) 13:00~16:00

開催場所: 日本科学未来館 1階 多目的ルームa・b

講師 : 山口 類氏(愛知県がんセンターシステム解析学分野 分野長、名古屋大学大学院医学系研究科 連携教授)、中田 はる佳氏(国立がん研究センター 社会と健康研究センター生命倫理・医事法研究部 研究員)

詳細 : https://www.miraikan.jst.go.jp/event/2003081325434.html



※科学と社会にまつわる未来館注目のテーマ「Miraikanフォーカス」の関連イベントとして実施します。



参加方法:参加無料、ウェブによる申し込み(先着順、両日とも定員60名)

主催 :日本科学未来館

共催 :新学術領域研究「がんシステムの新次元俯瞰と攻略」





【一般からのお問い合わせ先】

日本科学未来館

〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6

TEL: 03-3570-9151

FAX: 03-3570-9150

URL: https://www.miraikan.jst.go.jp/

情報提供元: @Press