連携イメージ(Windowsログオン認証時)

指紋認証を始めとした様々なセキュリティ・ソリューションを提供する株式会社ディー・ディー・エス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:三吉野 健滋、以下、DDS)は、多要素認証基盤「EVE MA」と、デル株式会社(以下、デル)が取り扱うシンクライアントデバイス「Wyse」シリーズとの連携検証を完了し、仮想化環境利用時の顔認証などの確実な本人認証によるセキュリティ強化をデルと推進していくことを2019年3月18日発表いたします。



近年、様々な企業・団体において、情報セキュリティ対策強化や働き方改革対応に向けた柔軟なインフラ環境構築をおこなうにあたり、仮想化環境の採用が増加しております。

このような状況の中、シンクライアントデバイス「Wyse」シリーズと、利用者への影響を最小限にセキュリティ強化が可能な多要素認証基盤「EVE MA」を連携させることで、顔認証など確実な本人認証を行い、なりすましや不正ログインによる顧客情報などのユーザー資産の漏えい防止を実現いたします。





【連携の詳細】

シンクライアントデバイス「Wyse」シリーズのWyse ThinOS ファームウェア 8.6が動作している環境上で、VMware Horizonを利用した、Microsoft Windows 10 Proのログオンおよびロック解除に、EVE MAの認証画面を適用することができます。また、Windows上で動作する業務アプリケーションのログイン画面をEVE MA IDマネージャー(*1)に登録することで、ログイン画面に、EVE MAの認証画面を適用することができます。

適用後は、これまで手入力していたID・パスワードをEVE MAおよびEVE MA IDマネージャーが代行入力するため、ユーザーは、「Wyse」シリーズにUSB接続したウェブカメラ、もしくは、株式会社モフィリア製の指静脈認証ユニット「FVA-U3SX」を利用してEVE MAの認証を行います。これにより、確実な本人確認によるWindowsログオンとロック解除、各アプリケーションへのログインができるようになり、セキュリティ強度の高い運用が簡単に実現可能となります。



*1. EVE MA IDマネージャーとは、WebアプリケーションやWindowsアプリケーションへのログインを自動で行うシステムです。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/179546/LL_img_179546_1.png

連携イメージ(Windowsログオン認証時)





【本連携に関するデル様からのコメント】

仮想化環境で実績のあるディー・ディー・エス様 認証ソリューションEVE MAと弊社Wyse ThinOSを連携していただき大変感謝しております。昨今のセキュリティに対するニーズは年々盛り上がっているなか、仮想ディスクトップ環境下での生体認証ソリューションとWyse ThinOSの組合わせは、セキュリティと管理性を両立できるソリューションであることを確信しております。



デル株式会社

クラウド・クライアント・コンピューティング事業本部

本部長 鈴木 真





【本連携に関するヴイエムウェア様からのコメント】

ヴイエムウェア株式会社は、ディー・ディー・エス様 EVE MAの顔認証のソリューションが、VMware Horizon 7をサポートすることを心から歓迎いたします。Horizon 7との組み合わせにより、より素早くかつ安全に、企業のビジネスにとって重要な情報を守ることが可能になります。今後ディー・ディー・エス様とともに、よりセキュアな仮想デスクトップをお客様にお届けできるものと確信しております。



ヴイエムウェア株式会社

ソリューションビジネス本部 本部長

小林 泰子





【本連携に関するアセンテック様からのコメント】

アセンテック株式会社はこの度のディー・ディー・エス様による自社認証ソリューションとデル株式会社様のWyse ThinOSとの連携を心より歓迎致します。

仮想化環境下でセキュリティ、利便性を向上させるこのソリューションは、大きな成果が出るものと期待しております。デル株式会社のパートナーとして、このソリューションを支援させていただきます。



アセンテック株式会社

取締役副社長

松浦 崇





≪製品概要≫

【多要素認証基盤 EVE MAについて】

「EVE MA」は、生体認証(指紋、顔、指静脈、手のひら静脈)、ICカード認証(FeliCa、MIFARE)、パスワード認証などを拡張性の高いプラグインアーキテクチャで提供。各種システムに対するID/パスワードでのユーザー認証を多要素認証方式に置き換え、確実な本人確認を行うことで、なりすましのリスクを低減します。Active Directoryとシームレスに連携、組織・グループに対する柔軟な設定を可能にし、エンタープライズシステムの認証基盤における自在な認証設定を可能にします。

https://www.dds.co.jp/product/3199/





【シンクライアントデバイス Wyseについて】

Wyse Technology Incは、2012年5月にデル株式会社に買収されましたが、その後もワールドワイド上位のシェアを続けているシンクライアント専用製品のブランド名です。

Wyseの代名詞となる製品として、Wyse ThinOSベースのシンクライアントデバイスがあります。

Wyse ThinOSはWyse独自開発のAPIを公開していないシンクライアント専用OSとなり、WindowsまたはLinuxもベースになっていないため、パッチ運用、ウイルス対策等が不要という利点があります。

更に独自のデプロイ機能を保持しており、FTPサービスを利用して、自動的にサーバからファームウェアと設定を配布することができるゼロコンフィグレーションという仕組みを採用しており端末管理が非常に容易です。

筐体が小型のためWi-Fi、Bluetoothもオプションで対応しており、ロケーションフリーや外部からのリモートアクセスにも対応できるよう設計されております。最新のWindows10環境で使用できるようデュアルモニターの実現や、音声リダイレクトもRDPの機能に対応しております。

昨今では、SkypePluginの対応やAWSへ直接接続するためのインターフェイスを備え更に進化を続けております。

https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/cloud-client/3040/spd/wyse-3040-thin-client





≪株式会社ディー・ディー・エスについて≫

DDSは、指紋認証ソリューションのリーディングカンパニーとして創業以来、産学連携による技術開発に積極的に取り組んでおります。多様化する情報セキュリティ・ソリューション・ニーズに対応可能な「多要素認証基盤 EVE MA」および「二要素認証基盤 EVE FA」を始めとする情報セキュリティ製品の開発・販売を行っております。

2014年4月、オンライン認証の標準化団体であるFIDO(Fast IDentity Online)アライアンスに、国内企業として初めて加入。2015年10月に、FIDO認定製品である指紋認証デバイス“magatama(R)”を発表、2017年5月より、生体認証を活用した認証システムの構築を実現する「マガタマプラットフォーム」を提供、本人認証の世界を広げる新しい認証サービスの普及に努めております。

2018年7月、カレンシーポートとの協業を発表など、ブロックチェーンへの取り組みを開始しております。



株式会社ディー・ディー・エス ホームページ: https://www.dds.co.jp/





【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社ディー・ディー・エス

営業本部 販売促進部 販売促進課

メールアドレス: sales@dds.co.jp

電話 : 03-3272-7900



※プレスリリースに記載されているVMwareおよびHorizonは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。

※プレスリリースに記載されているロゴ、会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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情報提供元: @Press