ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ファブリツィオ・ラホ

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ファブリツィオ・ラホ)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が創設パートナーの一社となっているマスチャレンジ・スイスによって、入賞した新興企業7社に賞金が授与されたと発表しました。これらの企業は、マスチャレンジ・スイスがこの夏、4か月にわたって実施したアクセラレーションプログラムへの参加企業75社の中から最終的に選抜されました。



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ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ファブリツィオ・ラホ



ジボダン社が創設パートナーの一社となっているマスチャレンジ・スイスは、すべての業種の起業家を支援するために設立された非営利の新興企業アクセラレーションプログラムです。コンペを通して最も影響力のある新興企業に対して、多額の賞金授与も行っています。



スイス、ルナンにあるUniverCiteでアクセラレートされた後、最終的に選抜された新興企業は、その影響力の大きさと潜在能力の高さに加え、4か月のプログラム期間中の成長も評価されました。「厳しい選抜プロセスによって、スイス国内外の様々な業種の中から、質の高い多様な新興企業グループを選出することができました。」と、マスチャレンジ・スイスのマネージングディレクター、ティエリー・デュヴァネルは説明します。



Fondation Inartisプレジデントで、マスチャレンジ・スイスの創設兼運営パートナーのブノワ・デュブイは、次のように付け加えました。「選ばれたプロジェクトの起業的な質が良ければ、私たちのこのプログラムはより信頼性が高まるので、そこがジボダン社を含む創設パートナー7社にとっての意欲の源になっています。私達の目標は、将来の世界を形作る画期的な技術を真っ先に入手することと、そのような企業活動に対し同じような関心を持つ企業をいち早く見出すことの2つにあります。」



2018年には化学業界の大企業BASF SE社がパートナーに加わるため、マスチャレンジが支援する業種の分野がさらに拡大します。



ジボダン社グローバルサイエンス&テクノロジーヘッドのクリス・トーエンは次のように述べました。「フレーバーとフレグランス業界をリードするジボダン社が、他の新興企業のエコシステムで起きているイノベーションを認識することは大切です。マスチャレンジ・スイスの創設パートナーの一社であることは、ビジネスのあり方を変え、将来の業界の大勢を形成するようなハイテク新興企業と連携、協働できる素晴らしい機会となっています。また、マスチャレンジのプラットフォームが、2018年には、欧州イノベーション・技術機構(EIT)の食品アクセラレーターネットワークの基盤としても採用されることを大変嬉しく思っています。」



EITが支援するEIT食品アクセラレーターネットワークとは、ヨーロッパ全体に提供されるマルチロケーションアクセラレーションプログラムで、影響力の高い食品分野の新興企業が最大限の成功を収められるようサポートしています。



今年は、賞金総額の400,000スイスフランが、「ダイアモンド」賞として2社(各100,000スイスフラン)、「ゴールド」賞として5社(各40,000スイスフラン)に授与されました。賞金100,000スイスフランの「ダイアモンド」賞を受賞した2社は、迅速かつ簡単に、高品質な3Dアニメーションの作成が可能なソフトフェアの開発を手掛けるスイスのハイテク企業Moka Studio Sarl社と、同じくハイテク分野に属し、オンライン店舗向けに消費者とのインテリジェント・エンゲージメントツールを開発・販売する、フランスのTasteHit社です。これらの賞金は、受賞した2社が引き続き製品を開発し、売上を拡大するために役立てられます。



また、「ゴールド」賞に選定された5つのプロジェクトには、それぞれ賞金40,000スイスフランが授与されました。化学モデリング分野で事業を行うChemAlive SA社(スイス)、心不全を治療する画期的なバイオ医薬品セラピーを提供するHaYa Therapeutics社(スイス)、技術を活用して、アフリカの都市にインフラサービスと公衆衛生を提供するインフラシステム管理会社Dechets a l’Or社(ギニア)、抗癌治療により発症する慢性副作用リンパ浮腫の治療に用いる、医療用マイクロポンプの開発を行うLymphatica Medtech社(スイス)、水素の生成に使用する新しい皮膜を設計するMembrasenz GmbH社(ドイツ)が受賞しました。



今年のコンペで受賞した7社は、2018年6月からスタートする次回のマスチャレンジ・スイスのコンペまでの間、最終選考に残った他の上位5社(Alogo Analysis SA社(スイス)、Imverse社(スイス)、MagicTomato.ch社(スイス)、Precision Vine社(スイス)、Sleepiz社(スイス))と共に、UniverCiteに滞在して活動できる「場」の無償提供などの現物サポートを受けられます。なお、次回のマスチャレンジ・スイスのコンペには、新たに最終候補企業70社が参加する予定です。





■ジボダン社について

ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2016年の売上高は4,663百万スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、95を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で10,000名を超えています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com/ をご覧ください。





■マスチャレンジについて

世界中で最も新興企業に好意的なアクセラレーター。出資を行わない、非営利のマスチャレンジは、すべての業種の起業家を支援することに情熱を傾けています。さらに、コンペを通して、最も影響力のある新興企業に対し数百万ドルの一部を賞金として授与しています。ボストン、英国、イスラエル、スイス、メキシコ、テキサスに所在するアクセラレーターのグローバルネットワークと、企業パートナーとの比類のない協力関係を通じて、世界各地で成長を促進し、価値を創造するという圧倒的な影響力を誇っています。これまでにマスチャレンジを卒業した1,211社は、20億米ドルを上回る資金を集め、9億米ドル超の収益を生み出し、65,000人を超える雇用を創出しました。さらに詳しくは http://boston.masschallenge.org/ をご覧ください。



マスチャレンジ・スイスは2015年に創設され、2016年に最初の新興企業グループを選定しました。2016年と2017年には、6月から10月の4か月間に、合計150社の新興企業がアクセラレートされました。ローザンヌに本拠を置き、専門的なメンタリング、オフィススペース、業界パートナーとの橋渡し、整備されたカリキュラム、そして100万スイスフランを上限とする賞金と現物による支援を提供しています。創設パートナーには、バリー・カレボー社、Buhler社、Fondation Inartis、地球環境行動会議(GEA)、ジボダン社、ネスレ社、スイス経済フォーラムなどがあります。





■EIT食品アクセラレーターネットワークについて

マスチャレンジは、EIT食品アクセラレーターネットワークのアクセラレーターパートナーに選ばれています。同ネットワークは、EITの支援によりヨーロッパ全体に提供されるマルチロケーションアクセラレータープログラムで、影響力の高い食品分野の新興企業が最大限の成功を収められるようサポートしています。また、食品分野の学術界や産業界における一流の専門知識を代表するEIT食品アクセラレーターパートナーコンソーシアムの活動により、EITが授与した資金と、影響力の高い新興企業の成功を支援するマスチャレンジでの経験を通して、EIT食品アクセラレーターネットワークは、ヨーロッパを世界で最も期待される食品分野の新興企業にとっての主力イノベーションハブにすることを目指しています。

情報提供元: @Press