ポジショニングマップ


ポジ率と投稿量


タイプ分け


フードタイプ

SNS調査によって企業のマーケティング最適化のサポートをしているBONDIC(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小池 玄)は、全国に店舗展開をしているコーヒーチェーンに関するSNS分析を行いました。評価が高いという結果が出た2つのチェーンには、投稿された内容に特徴がありました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/LL_img_140366_1.jpg

ポジショニングマップ

コーポレートサイト: http://www.bondic.jp/

調査結果詳細 : http://www.bondic.jp/report/report2017-10.html





■調査結果概要

ランダムに選んだ11のコーヒーチェーンについて、評価の高さと話題の内容を分析したところ、ポジ率(評価の高さ)が高い話題「メニュー(フード)」に関する話題の比率が高い星乃珈琲店と、ポジ率が低く出る傾向がある「体験エピソード」に関した話題の比率が低いカフェ・ド・クリエの2つが最も評判が高いという、攻めと守りの対照的な結果になりました。





■調査結果のポイント

(1)最も評判が高いのは星乃珈琲店、次いでカフェ・ド・クリエ

(2)書き込み量が多い中では飲料のポジ率が高め、書き込み量が少ないがフードのポジ率が高い

(3)投稿の話題の割合で3つのグループと独自の2チェーンに

(4)「メニュー(フード)」グループ:星乃珈琲店は、よりフードジャンルの書き込みが集中

(5)「バランス」グループ:唯一 珈琲館が高評価なのは「その他」ジャンルのポジ率の高さ

(6)「物販」グループ:他と比べると、「フード」ジャンルの書き込みが少なく、評価も低め

(7)「メニュー(飲料)」グループ:カフェ・ド・クリエの評価が高いのは、ポジ率の上がりにくい「体験エピソード」の書き込みが少ないため

(8)「店舗・スタッフ・サービス関連」グループ:銀座ルノアールの評価が低めなのは、「店舗・スタッフ・サービス関連」の書き込みが多いが、ここのポジ率が全体より低いため





■調査結果の詳細

(1)最も評判が高いのは星乃珈琲店、次いでカフェ・ド・クリエ

ポジ率は星乃珈琲店が最も高く、カフェ・ド・クリエが続きます。最も低いのはドトールコーヒーと、エクセルシオールカフェとなりました。



ポジショニングマップ

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_1.jpg



(2)書き込み量が多い中では飲料のポジ率が高め、書き込み量が少ないがフードのポジ率が高い

投稿されている話題を「店舗・スタッフ・サービス関連」「メニュー(飲料)」「メニュー(フード)」「体験エピソード」「物販」「注文方法・裏ワザ」「その他」の7ジャンルに分類しました。「飲料」「体験エピソード」「その他」の書き込み数が多く、その中では「飲料」のポジ率が高め、「体験エピソード」はポジ率が低い結果となりました。



ポジ率と投稿量

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_2.jpg



(3)投稿の話題の割合で3つのグループと独自の2チェーンに

話題の割合により、各チェーンを5つのグループに分類しました。最も評価が高く、安定度も高かった2チェーンのうち、星乃珈琲店は「フード」タイプ、カフェ・ド・クリエは「飲料」タイプに分類されました。



タイプ分け

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_3.jpg



(4)「メニュー(フード)」グループ:星乃珈琲店は、よりフードジャンルの書き込みが集中

星乃珈琲店は、総合的な評価および評価の安定度が11チェーン中最も高いですが、「メニュー(フード)」ジャンルでの投稿が全体の52%とグループ中最も多く、ポジ率も最も高くなっています。



フードタイプ

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_4.jpg



(5)「バランス」グループ:唯一珈琲館が高評価なのは「その他」ジャンルのポジ率の高さ

珈琲館は「その他」ジャンルのポジ率が平均を上回っており、書き込み量も多くなっています。それが他の2チェーンよりも総合的に高めの評価につながりました。



バランスタイプ

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_5.jpg



(6)「物販」グループ:他と比べると、「フード」ジャンルの書き込みが少なく、評価も低め

「物販」ジャンルの評価はすべて高く、「メニュー(飲料)」の評価も非常に高いのですが、他のグループと比べると、「メニュー(フード)」ジャンルの書き込み数が少なく、評価も低いことが、全体の評価が上がらない要因となっています。



物販タイプ

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_6.jpg



(7)「メニュー(飲料)」グループ:カフェ・ド・クリエの評価が高いのは、ポジ率の上がりにくい「体験エピソード」の書き込みが少ないため

「体験エピソード」ジャンルの書き込みが少ないことと、「その他」ジャンルの書き込みも平均よりも高いことが、カフェ・ド・クリエの総合的な評価の高さに結びついています。



飲料タイプ

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_7.jpg



(8)「店舗・スタッフ・サービス関連」グループ:銀座ルノアールの評価が低めなのは、「店舗・スタッフ・サービス関連」の書き込みが多いが、ここのポジ率が全体より低いため「店舗・スタッフ・サービス関連」と「その他」ジャンルの書き込みが、全体の70%を占めています。「メニュー(フード)」ジャンルのポジ率は銀座ルノアールが11チェーン中最も良いのですが、書き込み数は少なめで全体の評価は上がりませんでした。



店舗・スタッフ・サービスタイプ

https://www.atpress.ne.jp/releases/140366/img_140366_8.jpg





■考察

話題をジャンル毎に分類した結果、ジャンルによって評価されやすいものとされにくいものがあることが分かりました。

評価の全体の特徴としては、

・書き込みが多い中では、飲料に関する話題が、高い評価を受けやすい

・フード、物販の話題は書き込み量は少ないが、高い評価を受けやすい

・体験エピソードの話題は、評価されにくい

という傾向があることが分かりました。

そこで、書き込まれている話題の占める割合に着目したところ、得意のフード関連の書き込みが多く、評価されやすいジャンルを「攻」めた形となった星乃珈琲店が、11チェーン中で最も高い評価を受け、評価されにくいジャンルを避けて「守」った形のカフェ・ド・クリエが、その次に高い評価を受けている事が分かりました。

SNS上の評価を高めるには、さまざまな話題で書き込まれるよりも、メニューや物販の話題について取り上げてもらう工夫が必要になってくると思われます。



■調査概要

調査方法:SNS調査

調査期間:2017年5月1日~2017年7月31日





■会社概要

商号 : 株式会社BONDIC

代表者 : 代表取締役 小池 玄

所在地 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-24-14 EXOS恵比寿5階

設立 : 2005年8月

事業内容: 企業のマーケティング活動最適化に向けての効果的な

データ活用のサポート、顧客データ分析、SNSによる競合分析、

アンケートによる競合分析、マーケティングコンサルティング

資本金 : 1,000万円

URL : http://www.bondic.jp/

情報提供元: @Press