世界報道写真財団(本部・オランダ)が主催する2024年の「世界報道写真コンテスト」で、ロイター通信のカメラマン、モハメド・サレム氏が撮影したパレスチナ自治区ガザ地区で5歳のめいの遺体を抱きしめる女性の写真が大賞に選ばれた。

 ロイター通信によると、サレム氏は昨年10月17日、ガザ地区南部ハンユニスにあるナセル病院の遺体安置所でシーツに包まれためいの遺体を抱きかかえて号泣する女性の姿を撮影。審査員は写真について「配慮と敬意を持って構成されており、想像を絶する喪失感が垣間見える」と評価した。

 コンテストには130カ国、3851人のカメラマンが撮影した6万1062点の応募があった。【松本紫帆】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ガザでめいの遺体抱く女性 ロイターのカメラマンに世界報道写真大賞