長崎市万屋(よろずや)町の「よろずや通り」に架かっていた眼鏡橋の看板がこの春、姿を消した。「めがねのコクラヤ」が1978年、店の前に設置したもので、通りのシンボルとして46年間、市民らに親しまれた。

 同店によると、看板は高さ、幅とも約7メートル。眼鏡橋のデザインは、長崎の眼鏡店として、創業者の故・高浪藤夫さんのこだわりだったという。中央にあったのは店のマスコットキャラクター「コクラくん」で、高浪さんがモデル。数年前までは、夜にはネオンも点灯していた。

 通りを覆う形だったが、対岸の銀行の建て替えに伴い、3月下旬に解体された。名残惜しそうに撤去作業を見守る市民もいた。【神崎真一】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 46年間お疲れさま 長崎の名物“眼鏡橋看板” 周辺工事で撤去