6日午前8時50分ごろ、群馬県高崎市吉井町小暮の上信電鉄馬庭―西山名駅間にある天水踏切で、下仁田発高崎行きの普通電車(2両編成)に女児がはねられ、死亡した。県警高崎署によると、女児は9歳くらいとみられる。踏切には遮断機や警報器はなかった。

 上信電鉄によると、女児が犬を走って追いかけて踏切に入ったとの情報がある。電車に乗っていた約50人にけがはなく、事故の影響で上下線8本を運休するなど約600人に影響が出た。国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣し、詳しい事故原因を調べる。

 踏切の近くに住む女性(27)は「この踏切は遮断機がなく、危ないので、子どもの頃は、どうしても渡らないといけないときは大人と一緒に渡っていた。本当にびっくりしている」と話した。【日向梓】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 犬を走って追いかけた? 死亡女児は9歳くらいか 群馬の踏切事故