北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記は23日、モスクワ近郊のコンサートホールで22日に起きたテロ事件を受け、ロシアのプーチン大統領に「露国民がテロ攻撃による被害を一日も早く克服し、遺族と被害者に安定が訪れることを心から願う」とする見舞いの電報を送った。24日に国営の朝鮮中央通信が伝えた。

 金氏は電報で「深い哀悼」の意を示し、「あらゆる形態のテロに反対する我が国の立場は一貫しており、人間の生命を脅かす極悪非道なテロ行為は何であっても正当化できない」と主張。「我々は、露国民が受けた不幸と悲しみを自らの痛みとして受け止めている。国の安全と主権を守ろうとする露国民の正義の偉業を強く支持する」と連帯を強調した。【ソウル日下部元美】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 北朝鮮の金正恩氏がプーチン大統領に見舞い電報 テロ事件受け