トヨタ自動車は13日、2024年春闘で第4回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開いた。トヨタは、過去最高水準だったトヨタ自動車労働組合からの賃金や年間一時金(ボーナス)の要求に対し、満額を回答した。トヨタの満額回答は4年連続となる。

 労組側は今春闘で、好業績や物価高を背景に、比較可能な1999年以降で最高水準の賃上げを要求。賃上げの要求額は、職種や階級ごとに異なるが、最大で月額2万8440円。年間一時金の要求額は、基準内賃金の7・6カ月分と、昨年の要求額6・7カ月分を上回る過去最高額だった。

 従業員全体の賃上げ額やベースアップ(ベア)相当分の水準は公表していない。【大原翔】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 トヨタ、4年連続の満額回答 最高水準の賃上げ最大2.8万円