福岡県久留米市の日本年金機構久留米年金事務所が事務処理を誤ったことにより、老齢年金約1683万円が未払いになる事案が発生していたことが、日本年金機構への取材でわかった。

 受給者1人について、保険料を納めた期間を誤って本来より短い期間として年金額を計算し、1995年10月分から2021年11月分までの年金で約1683万円が未払いとなった。

 受給者が亡くなった後、遺族の問い合わせをきっかけに判明した。その後、訂正処理をし、23年8月、遺族に未払い分を支払った。【高芝菜穂子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 年金1683万円未払い 受給者遺族が問い合わせ 納付期間を短く計算