「ヒルトン福岡シーホーク」売却へ 希望額は850億~900億円
毎日新聞 2024年01月23日 16:15:03
シンガポールの政府系ファンド「GIC」が、福岡市中央区で保有するホテル「ヒルトン福岡シーホーク」の土地と建物を売却する方針が判明した。関係者によると、売却希望額は850億円~900億円程度で、国内外の投資家に提案しているとみらる。
ヒルトン福岡シーホークは地上35階建てで、客室1052室を備える。1995年にダイエーグループが開業し、ホークスタウン(福岡市)が2005年3月からJALホテルズに5年契約で運営を委託し、10年から米ホテルチェーン、ヒルトンに移行していた。
GICは、07年にホテルの他、当時のヤフードームや商業施設を取得。12年にソフトバンクがドームを870億円で買収し、15年には三菱地所が商業施設の信託受益権(賃料収入を受け取る権利)を取得していた。
ホテルの売却について、GICの東京オフィスは「何もお答えできない」と語った。ホークスタウンの担当者も「事業に関することは答えられない」とした。【下原知広】
情報提供元: 毎日新聞
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