川崎市立稲田小(多摩区)で教諭がプールに注水する際に誤って大量の水を流出させた問題で、この教諭と校長が市側の請求に応じて水道代の半額約95万円を支払ったことについて、川崎労働組合総連合(川崎労連)と傘下の14単組は22日、支払い請求の撤回と教員への返金や再発防止策の実施などを求める申し入れ書を提出した。

 提出後記者会見した川崎労連の吉根清博事務局長(52)は「重過失でも故意でもない業務上の損害を労働者に請求するのはあり得ない。教員だけでなく公務員や民間の労働者にも業務上の損害請求が広がることは許せない」などと述べた。【和田浩明】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 川崎・小学校プールの水流出 労連が支払い撤回を申し入れ