さいたま市の通所型介護施設「ビッグスマイルリハビリセンター」で13日に送迎用ワゴン車にはねられた利用者ら3人が死傷した事故で、逮捕された運転手のアルバイト男性(75)が、実際の年齢より7歳若くなる生年月日が記載された運転免許証のコピーや経歴書を施設側に提出していたことが、施設関係者への取材で判明した。

 関係者によると、男性は約2年前に施設に採用された際、実際の年齢よりも7歳若くなる「昭和30年5月」の日付が記載された経歴書などを提出。施設では運転手を対象に半年に1度、免許証のコピーなどを提出することになっており、いずれも同様の日付の書類を提出していた。

 大宮東署によると、事故で利用者の80代の男女2人が死亡、施設職員の男性(43)が軽傷を負い、アルバイトの男性が現行犯逮捕された。同署は14日に施設を家宅捜索していた。【田原拓郎、安達恒太郎】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 介護施設3人死傷事故 運転手の75歳、7歳若い生年月日の書類提出