福島県郡山市立小学校の女子児童が同級生から暴行を受けるなどして登校できない状態が続いている問題で、市教育委員会は、いじめの「重大事態」に当たると認定した。有識者らによる第三者委員会を9月上旬にも設置し、詳しい事実関係を確認する。

 市教委によると、女児は7月上旬、校内の廊下で休み時間中、同級生の男児1人に足を蹴られて負傷した。女児は今年4月以降、複数の同級生の男児から繰り返し暴言を浴びせられていたという。

 市教委は、学校などへの聞き取りによって「いじめ防止対策推進法」に基づく重大事態と18日に認定し、県教委を通じて21日に文部科学省に報告した。第三者委は精神科医ら5人で構成。いじめに至った経緯や学校側が4月から全く気付いていなかったのかなどを解明するという。【根本太一】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 女子児童いじめを「重大事態」認定 同級生から暴行や暴言 福島