日本大学アメリカンフットボール部員が覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、日大の林真理子理事長らは8日に東京都内で開いた記者会見で、2022年中にアメフト部員から指導陣に「大麻と思われるものを7月に吸った」という申告があったことを明らかにした。

 日大によると、部員からの申告を受けて警察に相談したが、警察側から「申告のみで物的証拠がなく、吸った事実が確認できないため立証は困難」との回答があったため、部員に対しては大学側が厳重注意するにとどめたという。

 また日大は、22年中に「部員が大麻を吸っている」という情報提供が複数回寄せられ、学内調査や警視庁による薬物乱用防止講習会を実施していたことも明らかにした。【遠藤龍】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 日大アメフト部員、22年に「大麻吸った」と申告 大学側は厳重注意