歌手で俳優の松平健さん(69)が30日、愛知県警北署の一日署長を務め、名古屋市北区の大曽根商店街で行われた七夕まつりに参加した。自身が主演を務めた人気時代劇にちなみ、「飲酒運転や詐欺をする人は成敗!」の決めセリフで会場を沸かせた。

 斉木敏博署長から委任状を受け取った松平さんは「交通事故や特殊詐欺に気をつけてもらえるようなメッセージを伝えたい」と語った。その後、オープンカーに乗り、まつりの会場へと向かった。

 松平さんはトークショーで「夏は特に冷たいお酒を飲む機会が多い。『(車に)乗るなら飲むな』を徹底してほしい」と話し、特殊詐欺についても「暗証番号は教えず、キャッシュカードを渡さないということが鉄則だ」と呼びかけた。

 また金色のジャケットを着て、地元の小学生ら約100人とヒット曲「マツケンサンバⅡ」を披露した。

 松平さんの出身地、愛知県豊橋市から訪れた会社員、大橋恵子さん(48)は「大ファンのマツケンさんが特殊詐欺が増えていると言っていたので、高齢の母に気をつけるよう伝えたい」と話した。【森田采花】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 松平健さんが「飲酒運転を成敗!」 一日署長として七夕まつりに参加