2022年11月、新種と判明した「キリシマギンリョウソウ」が、鹿児島県霧島市牧園町高千穂の山道脇で開花している。長さ数センチの茎に薄ガラス細工のような紅色の花がついている。

 光合成をしないツツジ科植物「ギンリョウソウ」の仲間。神戸大、東北大などのチームが新種と突き止めた。

 一般的なギンリョウソウは花は白っぽく、がくは2、3枚。キリシマギンリョウソウは霧島市周辺では古くから「ベニバナギンリョウソウ」と呼ばれ、ギンリョウソウと色が違い赤みがかっており、がくも4~11枚と多い。花は4~8月ごろ咲くという。【梅山崇】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 キリシマギンリョウソウ、山道脇にひっそり開花 22年に新種と判明