ミナト神戸に初夏の訪れを告げる「神戸まつり」(神戸市民祭協会主催)のメインフェスティバルが28日、神戸市中央区の中心部で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大により3年連続の中止を余儀なくされ4年ぶりの開催。50回目の節目ともなり、大勢の観客らでにぎわった。

 ダンスや吹奏楽、バトントワリングなどが披露される「おまつりパレード」は、66団体計約5000人が約1キロを練り歩き、観客が声援を送った。フィナーレを飾るサンバは、色鮮やかな衣装を身にまとい、華麗なステップで観客を魅了した。神戸ジャズ100周年を記念するパレードもあった。

 コロナ禍前から観覧を続けてきたという同区の派遣社員、黄(こう)大栄さん(64)は「にぎわいが戻り、演者も明るく楽しそうに披露していてよかった」と目を細めた。【山本康介】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 神戸まつり4年ぶりの開催 50回の節目、大勢の観客でにぎわう