毎日新聞は20、21日実施の全国世論調査で、5月7日にソウルで行われた日韓首脳会談を受け、日韓関係が改善すると思うかどうかを聞いた。「改善するとは思わない」が41%で、「改善すると思う」は38%だった。「わからない」は21%だった。

 質問の仕方が異なるため単純比較はできないが、日本で日韓首脳会談が行われた3月の調査では関係改善に「期待する」が64%、「期待しない」が28%だった。

 岸田文雄首相は7日の会談で徴用工問題を巡り「心が痛む」と表明。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と未来志向で関係を強化していく方針で一致したが、日韓関係は改善と悪化を繰り返してきた歴史があり、一筋縄ではいかないとの見方も根強いようだ。

 韓国の世論調査会社「韓国ギャラップ」が12日公表した調査結果でも、7日の会談について「成果がなかった」と答えた人が49%に上り、「成果があった」は33%だった。【樋口淳也】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 日韓関係「改善すると思わない」41% 毎日新聞世論調査