東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」で起きた入院患者への暴行事件で、警視庁八王子署が15日、新たに准看護師の40代男性を暴行容疑で東京地検立川支部に書類送検したことが捜査関係者への取材で判明した。事件後の退職者も含め、同病院職員が患者への暴行容疑で立件されるのは4人目。

 准看護師の書類送検容疑は2022年2月、当時勤務していた滝山病院で、入院患者の男性(当時74歳)が就寝中にうなり声をあげていることに憤慨し、顔を枕で殴ったり、頭を平手でたたいたりするなどの暴行をしたとしている。容疑を認めているという。

 滝山病院を巡っては、今年に入り関係者から「患者が暴行されている」との告発が八王子署にあり、同署が捜査を開始。2月以降、入院患者の頭を殴ったなどとして50代と30代の男性看護師を暴行容疑で逮捕したほか、別の50代の男性看護師を同容疑で書類送検している。【岩崎歩】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 八王子・滝山病院暴行事件 新たに40代の准看護師を書類送検