福岡県警は12日、老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」(同県筑紫野市)の前社長(70)が死亡したと発表した。県警によると、同日朝、同市内の山道で前社長の遺体が見つかった。遺書とみられる紙が見つかり、自殺を図ったとみられる。

 同旅館を巡っては、大浴場の湯を年2回しか入れ替えず、基準値を大幅に超えるレジオネラ属菌が検出された問題が発覚。県警は適切に対応していたとする虚偽の報告書を旅館側が県へ提出したとして、同法違反(虚偽報告)容疑で同旅館と前社長宅を10日、家宅捜索していた。【土田暁彦】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 湯替え年2回の大丸別荘 前社長、遺体見つかる 福岡の山道