2月3日から福島県郡山、いわき両市で実証実験が始まる水素を使った燃料電池車(FCV)の小型トラックが福島県庁で初披露された。試乗した内堀雅雄知事は「水しか出さない環境に良い未来のトラックだ。福島を水素社会のモデルにしたい」と語った。  披露された小型トラックは、トヨタ自動車やいすゞ自動車などが連携し開発。燃料の水素10.5キロを10分程度で補給し、荷物を約3トン積んだ状態で約260キロ走行できるという。  実験は、福島県内の小売りや運送会社、コンビニエンスストア大手3社など13の企業が協力し、計60台を使って行われる。トヨタなどは商用化に向け、収集したデータを基に、配送計画や水素充填(じゅうてん)のタイミングなど運行管理上の課題を検証する。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 水素で走る小型トラックを初披露=福島県〔地域〕