和歌山市で放置車両などにあった二つのキャリーケース内から切断された遺体が見つかった死体遺棄事件で、和歌山県警は20日、司法解剖の結果、遺体は20~40代の女性と確認したと発表した。身元や死因の特定を急いでいる。  県警和歌山西署によると、女性の身長は150センチ前後で、17日前後に死亡したと推定される。二つのキャリーケースに入っていた遺体は、頭部を含めて1人分だった。   切断遺体は19日までに、紀の川の堤防道路に放置されていた軽自動車と付近の橋の橋脚にあったキャリーケース2個から発見された。18日には現場から約3キロ離れた紀の川下流で中年男性の水死体が見つかっており、県警は放置車両にあった免許証の男性とみて死体遺棄事件との関連を慎重に調べている。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 切断遺体は20~40代女性=身元特定急ぐ―和歌山県警