将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖と合わせ五冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期王将戦7番勝負の第1局が8日、静岡県掛川市で始まった。藤井五冠が先手番で、9日午後に決着する見込み。 令和と平成をそれぞれ代表するトップ棋士の二人がタイトルを懸けて勝負するのは初めて。 藤井五冠は17歳11カ月で最年少タイトル獲得、19歳6カ月で最年少五冠を達成。羽生九段は99期の最多タイトル獲得記録を持ち、前人未到の100期達成が懸かる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕王将戦第1局で初手を指す藤井聡太五冠(右)。左は挑戦者の羽生善治九段=8日午前、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室(代表撮影)