防衛省は21日、沖縄南方で活動している中国海軍の空母「遼寧」から累計100回を超える艦載機の発着艦を確認したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したほか、海上自衛隊の護衛艦などが警戒監視を続けている。  遼寧は他の艦艇とともに16日に沖縄本島と宮古島の間を南下。同省によると、その後17~20日にかけて沖縄県の北大東島の260~450キロ沖合を移動しながら艦載戦闘機や艦載ヘリの発着艦を繰り返した。回数は戦闘機が約60回、ヘリが約70回を数えた。   今年5月に遼寧が同海域で活動した際には、約20日間かけ300回超の発着艦が確認された。同省はより遠方での運用能力の向上を図っているとみている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕沖縄県の北大東島の沖合で艦載戦闘機を発艦させる中国海軍の空母「遼寧」(防衛省統合幕僚監部提供)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国空母、発着艦100回超=沖縄南方で活動中―防衛省