岡山県内を中心にバス事業などを展開する両備グループは、「HOT BUS ROOM」と題して、今月28日までの期間中、車内をお風呂に見立てた特別バスを運行している。同グループの松田敏之社長は「寒くなってきたので、バスで温まってほしい。温泉に入っているような気分になってもらえれば」と話している。  コロナ禍で乗客が減少している路線バスの利用を促すプロジェクトの一環。特別バスは1台で、通常の路線バスと同じルートを走る。  乗車口に「ゆ」と書かれたのれんを設置し、車内は、おけなどで装飾。シートカバーは保温性の高い素材に変更したほか、降車ボタンを押すと「あったかいんだからぁ」と音声が流れるといった、温泉気分を味わえるさまざまな工夫を凝らしている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 バスの中で温泉気分=岡山〔地域〕