【ワシントン時事】米政府の新型コロナウイルス対策を主導してきたファウチ大統領首席医療顧問(81)は22日、引退前最後の記者会見をホワイトハウスで開いた。感染拡大初期の混乱を振り返り、政府の重要な役割として「誤情報や偽情報と闘うため、最大限正しい情報を提供し続けなければならない」と強調した。  ファウチ氏は38年にわたって国立アレルギー感染症研究所の所長を務めた米国の感染症対策の権威。トランプ政権からコロナ対策の司令塔を担い、来月退任することを表明している。  ファウチ氏はこの日、コロナウイルスは依然として変異を続けていると警告し、冬の感染拡大期を前に改良ワクチンの接種を国民に呼び掛けた。 【時事通信社】 〔写真説明〕22日、ホワイトハウスで記者会見するファウチ米大統領首席医療顧問(EPA時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ファウチ米大統領首席医療顧問、最後の記者会見=「偽情報との闘い」強調―新型コロナ