【北京時事】中国の習近平国家主席は17日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連会合にメッセージを寄せ、「安定的で円滑なサプライチェーン(供給網)の構築」が必要だと訴えた。国営新華社通信が伝えた。 習氏は「単独主義や保護主義に反対し、経済や貿易の政治化や武器化に共同で反対すべきだ」と参加者に呼び掛けた。脱中国依存を目指し、バイデン米政権が主導する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」をけん制した形だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕中国の習近平国家主席=16日、インドネシア・バリ(EPA時事)