【カイロ時事】パレスチナのイスラム組織ハマスの代表団は19日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、アサド大統領と会談した。ロイター通信などが報じた。こうした訪問は関係悪化が決定的となった2012年以降初めてという。対イスラエルでの結束を確認したとみられ、関係回復をアピールした。  ロイターによると、ハマスの代表者は記者会見で、「シリアとパレスチナの共同行動の新たな始まりだ」と強調。「過去を乗り越えることでアサド大統領と合意した」と語った。また、両者の歩み寄りの背景として、近年加速するイスラエルとアラブ諸国との関係深化を挙げた。 【時事通信社】 〔写真説明〕19日、ダマスカスで、パレスチナのイスラム組織ハマス代表らを迎えるシリアのアサド大統領(右)(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ハマス、10年ぶりシリア訪問=大統領と会談、関係回復アピール