新渡戸稲造博士命日祭実行委員会は、盛岡市で命日祭を開催した。今年は生誕160年を記念して、新渡戸基金の藤井茂理事長と、宮沢賢治の弟・清六氏を祖父に持つ宮沢和樹氏が記念対談。貴重な講演に参加者約50人が聞き入った。  新渡戸と宮沢は共に岩手県出身。対談では、2人の共通点や相違点などについて話し合われ、2人が会った時のことや、思想、共に関心を持っていた国際共通語「エスペラント」など、数々のエピソードが紹介された。さらに3択式の新渡戸稲造クイズ大会も実施。新渡戸の誕生から没後まで全100問の問題が出題された。  命日祭実行委員長の藤井氏は、対談について「新渡戸と似ていると思われていた、宮沢賢治のご遺族と話せてよかった」と話した。 (了)【時事通信社】
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記事名:「 新渡戸命日祭に記念対談=盛岡市〔地域〕