沖縄県名護市沖で7月、人気漫画「遊☆戯☆王」の作者、高橋和希さん(本名・高橋一雅)=当時(60)=が死亡した事故で、第11管区海上保安本部(那覇市)は14日、少女を救助中の事故死だったと、取材に対し明らかにした。  同本部によると、高橋さんは7月4日午後、恩納村の海岸で、遊泳中の少女と両親が流されているのを発見し、近くにいた米兵ら2人と救助に向かった。米兵が少女を救出し、両親は自力で岸に戻ったが、高橋さんは波にのまれたとみられ、同6日に名護市沖で遺体で発見された。  救助された少女が精神的ショックを受けていたため、同本部は公表を控えていたという。   高橋さんは東京都生まれ。1980年代にデビューし、96年に週刊少年ジャンプ(集英社)で「遊☆戯☆王」の連載を始め、テレビアニメ化、ゲーム化もされた。同シリーズの単行本は全38巻、文庫版は全22巻が出され、累計発行部数は4000万部を超える。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 少女救助中に事故死=「遊☆戯☆王」の高橋和希さん―沖縄