東京都目黒区で、宮城県気仙沼市から直送されたサンマを味わう「目黒のさんま祭り」が3年ぶりに開催された。抽選で当たった区民が、炭火で香ばしく焼かれたサンマに舌鼓を打ち、夫と来場した50代の女性は「脂が乗っていてすごくおいしい」と笑顔を見せた。  2020、21年は新型コロナウイルスの影響で中止。例年5000匹のサンマを提供していたが、感染対策による規模縮小もあり、今回は1000匹に抑えた。  さんま祭りは、落語「目黒のさんま」にちなんで気仙沼側が発案したのがきっかけで、1996年から毎年目黒区内で開催されてきた。実行委員会の松井敏郎会長は、東日本大震災で多くの支援を受けたとして「恩を返すためにも、サンマを届けたいという思いがあった」と語った。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 気仙沼のサンマに舌鼓=東京都目黒区〔地域〕