【北京時事】米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは11日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手、中国恒大集団の格付けを撤回すると発表した。格付けに必要な情報が不十分と判断したため。米フィッチ・レーティングスと、米S&Pグローバル・レーティングはすでに評価を取りやめている。  ムーディーズは、中核子会社の恒大地産集団などの格付けも撤回した。  巨額の債務を抱えた中国恒大集団は、当局の管理下で債務再編計画の策定を進めている。当初は暫定案を7月末までにまとめる方針だったが、資産査定が終わらないことなどを理由に、年末に事実上先送りした。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国恒大の格付け撤回=ムーディーズも「情報不十分」