福井県内で海水浴客がイルカにかまれる被害が相次いでいる問題で、県警は13日、複数の海水浴場で「イルカを見掛けたら陸へ上がってください」と呼び掛けを始めた。  県警福井南署によると、7月24日~8月12日、福井市内にある3カ所の海水浴場で、17人がイルカにかまれるなどして負傷した。  県警は利用客が増えるお盆シーズンに合わせ、沖合に警備艇を派遣するなど警戒を強化。15日まで警察官が海水浴場3カ所を巡回し、注意喚起するという。  同県鯖江市から福井市の越廼海水浴場に家族で遊びに来ていた40代男性は「これまで(海水浴場で)イルカは見たことがないが、小さい子どもがいるので心配だ」と話した。  同署の仲保雄一副署長は「夏の思い出が苦々しいものにならないよう、海と陸の双方から監視を強める」と意気込んだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕イルカが目撃された海水浴場で注意喚起する警察官=13日午前、福井市の越廼海水浴場
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「イルカ見たら陸へ上がって」=海水浴客に注意喚起―福井県警