【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は11日、ロシアが占拠するウクライナ南東部のザポロジエ原発に砲撃が相次いだことを受け、公開会合を開いた。原子力災害発生の懸念が強まる中、オンラインで出席した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は「一刻も早い査察の許可を」と訴えた。  グロッシ氏は会合冒頭、配電盤近くへの砲撃により、原子炉1基が停止し非常用電源につながったままだと状況を説明した。原発の安全については「差し迫った脅威はない」との見方を示したが、「状況はいつ何時でも変わり得る」として、原発周辺での戦闘行為の即時停止を要請した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 IAEA、早期査察訴え=ウクライナ原発めぐる国連安保理