【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事や世界銀行のマルパス総裁ら国際機関トップは13日発表した共同声明で、ロシアのウクライナ侵攻に伴う食料価格高騰を受け、低所得国などへの食料供給や金融支援といった緊急措置を講じる必要があると訴えた。世界的な食料不足への対応は、来週行われるIMF・世銀春季会合の中心議題となる。  ロシアとウクライナは世界有数の穀物輸出国。ウクライナ危機で供給が滞るとの見方から、シカゴ小麦相場は一時、過去最高値を更新した。声明には、国連世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長、世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長も名を連ねた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 低所得国へ食料供給を=ウクライナ危機で不足―IMFや世銀トップ