【ロンドン時事】伝説的な英ロックバンドのピンク・フロイドが再結成し、約28年ぶりに新曲を発表した。8日から配信を始めた。ウクライナを支援するための反戦歌で、収益は人道支援に充てられるという。  曲名は「ヘイ・ヘイ・ライズ・アップ」で、3月30日に録音された。中心メンバーのデービッド・ギルモアさんは声明で「独立した平和な民主主義国家が大国に侵略され、国民が殺されるという卑劣な行為に怒りと悔しさを感じている」と訴えた。  再結成のきっかけは、旧知のウクライナ人歌手が首都キーウ(キエフ)の広場で反戦歌を歌っている映像をギルモアさんがインスタグラムで見たことだった。新曲ではこの歌手が登場している。  ピンク・フロイドは「狂気」(1973年)、「ザ・ウォール」(79年)などのヒット作品で知られる。1994年を最後に新曲を発表していなかった。 【時事通信社】 〔写真説明〕英ロックバンド、ピンク・フロイドのデービッド・ギルモアさん=2005年7月、ロンドン(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ピンク・フロイド、28年ぶり新曲=ウクライナ支援で再結成