日本有数の酒造地域である兵庫・灘に、杯を通して日本酒の魅力を伝える施設が誕生する。菊正宗酒造(神戸市)が、所有するコレクションのうち約400点を厳選し、紹介する「盃展示館」を新設。併設のセミナールームでは、酒器による日本酒の味わいの違いを有料で体験できる。  オープンは4月6日。「酒の進化とともに器は発展してきた。酒と器は不可分の関係」と嘉納治郎右衞門社長。展示室を一周すると酒器の歴史を学習できる構成で、江戸時代の名工による逸品も紹介している。入館は無料で、見学予定日の2日前までに専用の予約サイトから申し込む。  嘉納社長は「ウィズコロナ、アフターコロナに向け、国内外の客に日本酒の素晴らしさをもっと感じてもらえるよう発信拠点を強化したい」と話している。  予約サイトのURLは、https://www4.revn.jp/kikumasamune_reserve/。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 杯で日本酒の魅力発信=神戸市〔地域〕