【ワシントン時事】米国防総省高官は16日、黒海に展開するロシア海軍がウクライナ南部の要衝オデッサ付近に砲撃を行ったと明らかにした。揚陸作戦や地上侵攻前の地ならしの可能性もある。一方、首都キエフを含むウクライナ北部の戦線はこう着状態が続いている。  高官は記者団に「オデッサの戦略的位置を考えると、ロシア軍が制圧を目指しても全く不思議ではない」と指摘。「黒海北部でロシア海軍の活動が活発化している」と分析する一方、海上から周辺の町を砲撃する狙いについては「揚陸作戦の前触れかどうかは分からない」と述べた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 南部要衝付近に艦砲攻撃=ロシア、揚陸前の地ならしか―米分析