【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は16日、ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、ブリュッセルの本部で緊急の国防相理事会を開いた。激化するロシアの攻撃に直面するウクライナへの支援強化を確認。また、ロシアの脅威に対応するため、長期的視点に立ったNATOの防衛態勢の再構築に着手することも決めた。  ストルテンベルグ事務総長は15日の記者会見で、ロシアの侵攻が「欧州における安全保障の新たな現実を生み出した」と指摘。「われわれの軍事態勢をリセットする必要がある」と訴えた。6月末の首脳会議で、新たな防衛態勢案を決定することを目指す。今月24日に開く緊急首脳会議でも議論になりそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長=15日、ブリュッセル(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 対ロ防衛態勢、再構築へ=「新たな現実」に対応―NATO理事会