イランのラフマニ駐日大使は22日、ウィーンで行われているイラン核合意再建交渉について、「現在のところ行き詰まった状況ではないが、今後の行方は米国をはじめとする西側諸国次第だ」と述べ、対イラン経済制裁の全面的な解除を要求した。東京都内の日本記者クラブで会見した。  大使は「交渉で何より必要とされているのは、まずイランに対する制裁が全て解除されなければならない」と強調。核合意の再建に向けて「強い政治的意思があることを西側が示す必要がある」と訴えた。  また、緊迫するウクライナ情勢については「米国が主導する北大西洋条約機構(NATO)による干渉など、扇動的な行為が情勢を悪化させている」と懸念を示した。 【時事通信社】 〔写真説明〕22日、東京都内の日本記者クラブで会見するラフマニ駐日イラン大使
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 駐日イラン大使、核合意再建は「西側次第」=ウクライナ情勢悪化は米側が扇動