【シリコンバレー時事】米南部テキサス州の司法当局は14日、利用者の同意なく繰り返し顔の形などの生体情報を収集するのはプライバシー保護を定めた州法に違反するとして、交流サイト(SNS)最大手の米メタ(旧フェイスブック)を州裁判所に提訴した。生体情報の収集禁止と制裁金の支払いを求めている。  パクストン司法長官は声明で「巨大IT企業の欺瞞(ぎまん)に満ちたビジネス手法の一例であり、止める必要がある」と指摘。メタの広報担当者は「根拠のない主張であり、積極的に自己弁護する」とコメントした。  訴状でテキサス州は、友人や家族と共有するために投稿された写真やビデオから無許可で生体情報を収集、商業利用しているとメタを批判。「大勢の州民のプライバシーを違法に侵害することを看過できない」と強調した。 【時事通信社】 〔写真説明〕米メタ(旧フェイスブック)のロゴとザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が映し出されたスマートフォンの画面=2021年10月(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米テキサス州、メタを提訴=「同意なく生体情報収集」