毒物カレー事件 1998年7月25日、和歌山市園部の自治会夏祭りで、猛毒のヒ素がカレー鍋に混入され、カレーを食べた男児ら4人が死亡、63人が中毒症状を起こした。現場近くに住む林真須美死刑囚が殺人容疑などで逮捕された。  公判では目撃証言などの直接証拠がなく、林死刑囚が犯人かどうかが争点となった。和歌山地裁は混入されたヒ素が死刑囚の周辺から見つかったヒ素の可能性が高く、事件前に保険金目的で夫らにヒ素を摂取させたことなどから犯人と認定。動機は「解明できなかった」とした。最高裁で2009年5月に死刑が確定。死刑囚は現在、同地裁に再審請求している。(了)【時事通信社】
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